Internet Explorer リンク集
Windows Internet Explorer (ウィンドウズ インターネット エクスプローラー)とはマイクロソフトが開発するウェブブラウザである。以前の名称は Microsoft Internet Explorer であった。一般的に、MSIE や IE という名称で指される。
Windows 95 以降の Windows ファミリーには基本的に標準で含まれている。Windows Mobile (Windows CE の一部構成を含む)には Internet Explorer Mobile が含まれている。以前は Macintosh 用の Internet Explorer for Mac (IE:mac) や HP-UX と Solaris 用の Internet Explorer for UNIX も存在したが、これらは現在サポートされていない。
IE は Windows に無償でバンドルされるようになり、次第にウェブ コンテンツを作成する側からは事実上の標準とみなされるようになった。また Netscape Navigator と比較するとレンダリング エンジンの表示時間が速く、OS との関係も深いため、ブラウザの起動時間が速かった。これとは対照的に Netscape 4 は標準準拠に遅れていたうえ、レンダリング エンジンの不具合が多く、IE 独自機能を使っていないページでもまともに表示できないページが多かった。それらの理由により、所謂第一次ブラウザ戦争を経て最盛時には IE のシェアは 95% 以上となった。
その後、IE のレンダリング エンジンを利用したIEコンポーネントブラウザも多数登場し、独自の機能やカスタマイズ性で人気を博した。これにより、IE のシェアが底上げされることになった。
しかし2005年頃から Mozilla Firefox に代表される IE 以外のウェブ ブラウザが登場し、これら新興ウェブ ブラウザのレンダリング速度やカスタマイズ性が、IEに比べて圧倒していたことなどから一定の人気を博したため、第二次ブラウザ戦争と呼ばれるブラウザ シェアの争奪戦とも言える状況が発生した。Net Applications による調査では、2010年4月の時点でIEのシェアは 60% を割り込み[17]独占状態は弱まったといえる。
また、IE:mac は Mac OS 8.1 から Mac OS X v10.2 まではデフォルトのウェブ ブラウザであった為、Mac におけるシェアも高かった。現在では Mac OS の開発元による Safari の提供、さらにはマイクロソフトによる IE:mac の開発とサポート・配布の終了ならびに代替として Safari 等(他にFirefoxやOperaなど)の使用の推奨[18]を受け、Mac における IE:Mac のシェアは低下した。
ブラウザの脆弱性を利用した攻撃に対して、シェアが最大であるため標的にされやすい。以前は OS と密接に結びついた構造であったため、攻撃を受けた場合にユーザー権限によってはシステムへ損害を及ぼすこともあった。またパッチ未発表の脆弱性も多く、最大のセキュリティ リスクといわれたこともある。
しかし最近は修正プログラムが早期に配布され、未修正の脆弱性は少なくなっている。また、IE7 以降は OS との分離等セキュリティ強化を目的とする仕様変更が積極的に行われたため攻撃しづらくなった。これらの要因から攻撃先が変化し、以前ほどは攻撃されなくなった。
最近ではむしろサードパーティ製アドオン経由の攻撃が増えており、この攻撃は対応するすべてのブラウザに影響があることから IE だから危険という状況はきわめて少なくなったといわれている。
ただし IE 本体への攻撃が全くなくなったわけではなく(たとえば、2010年1月に中国からGoogleへのサイバー攻撃にはIEの一般的に知られていない脆弱性を使った攻撃が使われ、特にWindows XPとIE6の組み合わせで危険であると報告され問題となった[22] )どのような環境であってもセキュリティ強化は必要であるため、迅速に修正プログラムなどを導入し保護された環境にしておくことは重要なことである。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』